NPO法人キャンサーネットジャパン > FAQs > 脳腫瘍 > Q77:小学6年生で脳腫瘍になり手術で脳下垂体を切除しました。現在ホルモン注射をしていますが、コロナに感染すると重症化しますか。
10代・脳腫瘍・奈良県

Q.77
小学6年生の時に脳下垂体に脳腫瘍にができ、抗がん剤、放射線、手術を受けました。今年で6年たちます。手術で脳下垂体をとったのでホルモン治療(飲み薬と、成長ホルモンの注射)をしており、2ヶ月に1回通院しています。退院して5年たっていますが、コロナに感染すると重症化する確率は高いでしょうか。
(患者・10代・脳腫瘍・奈良県)

A.
治療の種類によりますが、一般的に脳腫瘍の治療終了から6年経過している場合、ウイルス感染に対する免疫は正常レベルに回復しているはずです。
ホルモン補充療法も適正な生理量であれば、やはりウイルス感染に対する免疫力の低下はおこりません。
同年代の基礎疾患のない方と比較して、重症化する確率は同じと考えてよいと思います。

2021.5.13