NPO法人キャンサーネットジャパン > FAQs > 【過去のイベント】BEC/CIN認定者お知らせ > 【オンライン】5/14火 第162回マンマチアーのご案内

BEC3期 増田美加さん よりお知らせです。

がん治療の副作用で起こる倦怠感、食欲不振、口内炎、睡眠障害、下痢、しびれ、関節痛、心の落ち込みなどに対して役立つ漢方薬について、その作用機序とともにお話いただきます。さまざまな副作用に悩んでいる方、漢方薬について知りたい方、ぜひご参加ください。

■日時:2024年5月15日(水)18時半~20時
(ZOOMによるオンライン開催 参加費無料)
■テーマ:「がんの支持療法(副作用対策)としての漢方薬とは?
 ~がん患者の心と体の不調を改善する漢方薬を科学的アプローチで解明する」
■スピーカー:上園保仁(うえぞのやすひと)先生 (東京慈恵会医科大学 医学部 疼痛制御研究講座 特任教授・東京慈恵会医科大学 痛み脳科学センター 支持療法疼痛制御研究室 特任教授)

■ZOOM参加お申し込み方法
<お申込みURL> https://mammacheer162.peatix.com/ 
申し込み締め切り 2024年5月14日(火)18時まで
*後日の録画配信はありませんので、予めご承知おきください。

■内容:漢方薬は、がんの治療、延命に対してエビデンスの高い報告は少ないものの、がん治療における支持療法(副作用対策)としての効果は、高いことが知られています。
 たとえば、倦怠感、食欲不振、口内炎、睡眠障害、下痢、便秘、しびれ、関節痛、心の落ち込みなどには、症状軽減に役立つ漢方薬のエビデンスが数多く出されています。
 抗がん剤などの治療で起こる副作用の軽減に役立つ漢方薬には、どのようなものがあるのか? そして、どのように効くのか(作用機序)? についてお話しいただきます。

 また、今回は上園先生の最新研究で明らかになった、がん患者の心と体の不調を改善する漢方薬「加味帰脾湯(かみきひとう)」についても、詳しくお話くださいます。この漢方薬は、愛情ホルモンとして有名な「オキシトシン」を介して作用しているのではないか、ということが研究を通してわかってきています。
「加味帰脾湯」は、精神不安や神経症、不安症、不眠症の方に用いられる、いわゆる「気」を上げる漢方薬。全身倦怠感や貧血など、体が弱っている方の身体症状も改善できるとされています。最近の事例では、新型コロナウイルス感染症の後遺症(体がシャッキとしない、疲労感、気分の落ち込み、不眠)への改善効果を期待して用いられています。「加味帰脾湯」が「なぜ効くのか?」について、科学的なアプローチによるお話も伺います。

漢方薬に関する事前質問も受け付けています。

上園先生のご略歴は、お申込みURLからご覧ください。
今月も画面越しでお目にかかれるのを楽しみにしております。

NPO法人女性医療ネットワーク マンマチアー委員会