NPO法人キャンサーネットジャパン > FAQs > 【過去のイベント】BEC/CIN認定者お知らせ > 【1/17(水)オンライン】 第158回マンマチアー「あなたの暮らしとがん治療を支える口腔ケア」

BEC3期増田美加さんよりお知らせです。
【第158回 マンマチアー】
■日時:2024年1月17日(水)18時半~20時(ZOOMによるオンライン開催 参加費無料 お申込み先着200名様)
■テーマ:「あなたの暮らしとがん治療を支える口腔ケア ~治療前からできること、治療中の口のトラブル、治療後のケア」
■スピーカー:百合草 健圭志(ゆりくさたかし)先生(静岡県立静岡がんセンター 歯科口腔外科)
■ZOOM参加お申し込み方法(参加費無料)開催前日までにZOOMのURLをお送りいたします。
<お申込みURL> https://mammacheer158.peatix.com/
締め切り 2024年1月16日(火)18時まで
●後日の録画配信はありませんので、予めご承知おきください。

■内容:口は食事だけでなく、会話などの日常生活のQOLにかかわる重要な器官。がん治療中に口にトラブルが生じるとQOLが大きく低下するだけでなく、治療にも影響します。口腔内の管理や歯科的サポートは、患者の療養生活とがん治療の両者の支えになります。

がん治療中には、抗がん剤や放射線の副作用で口の粘膜が荒れ、口内炎ができるなどトラブルが起こりやすく、悪化すればがんの治療自体を延期、中断せざるを得なくなる可能性もあります。
歯科・口腔外科では、がん治療中に起こる口の中のトラブルの治療や予防を行い、がん治療を続けることができるようにがん患者を支える「口腔支持療法」が行われています。全国のがん専門病院やがん診療連携拠点病院や地域の歯科医院でも「がん患者を支える歯科」が増えてきています。

口からがん患者を支えることで、口のトラブルに悩まずに予定通りにがん治療を受けることができるようにサポートする取り組みは、徐々に広がっていて、どこの病院でがん治療を受けても、どこに住んでいても、自宅近くの歯科医院で口のチェックを行えるようにすることを目標として、全国レベルの連携体制の構築が徐々に進んでいます。

患者自身のセルフケアも重要な治療のひとつ。口腔ケア方法に関して、がん治療前からできること、がん治療中の口のトラブル、治療後のケア方法についてもお話いただきます。

がんサバイバーの方の歯や口の中に関するトラブルや心配事に関する事前質問もお受けします。ぜひご参加ください。

【百合草 健圭志 ( ゆりくさ たかし )先生 ご略歴】
静岡県立静岡がんセンター 歯科口腔外科 部長
2002年北海道大学歯学部卒業、2006年、同大学院歯学研究科修了後、静岡県立静岡がんセンターにてレンジデントとしての研修を始める。大田洋二郎先生に師事したことで、がん治療中に口のトラブルで苦しむ患者さんの多さと、その患者さんを口から支える口腔管理の重要性を知る。病院だけでなく、かかりつけ歯科医院と協働して患者さんを支える、がんの医科歯科連携(病診連携)の推進にも尽力している。