ゴールをすり合わせよう

セックスに対する考え方は個人差が大きく、「セックスレスでも仲がよければ満足」な人もいれば、「月1回でもいいからセクシャル・コンタクトをしたい」、「性機能障害を何とかして病気になる前と同じようにセックスしたい」などと考える人もいます。パートナーと性生活についてどうしたいのか話し合って、ゴールをすり合わせてみましょう。

セックスは挿入することだけが目的ではありません。がん治療によって性機能障害が生じた場合でも、キスや抱擁、あるいは、お互いの体を愛撫するペッティングによって、もしかしたら、病気になる前よりもコミュニケーションが深まることもあるかもしれません。その場合のゴールは、カップルの双方がリラックスし心地よいスキンシップを楽しめることになります。

時間の経過や新しいパートナーとの出会いによってゴールは変わってくるかもしれません。できるだけ、お互いの気持ちを尊重し話し合いながら、そのときどきのゴールを設定するとよいのではないでしょうか。