大人のからだになるってどういうこと?

子どものからだから大人のからだに変化していくことを「第二次性徴」といいます。身長が急に伸びたり、体重が増えたり、女の子は丸みのあるからだつきへ、男の子はがっしりとしたからだつきへと成長していきます。第二次性徴があらわれる時期を思春期とも呼びます。

思春期には、イライラして身近な大人に八つ当たりしたり、ささいなことで友だちとけんかをしたり、こころも不安定になりがちです。自分のからだや性への興味や悩みが出てくるのもこの頃ですが、成長の時期やスピード、あらわれ方は一人ひとりちがいます。人と比べて悩む必要はありませんし、性に興味が出てくるのも自然なこと。大人に近づいているあかしです。でも、もし、15歳を過ぎても第二次性徴があらわれない場合には、小児科のお医者さんに相談してみましょう。

 


出典:小冊子『もっと知ってほしい からだのこと性のこと』より転載
監修:北村 邦夫 (一般社団法人日本家族計画協会理事長 産婦人科医)
三浦 絵莉子(聖路加国際病院こども医療支援室チャイルド・ライフ・スペシャリスト)

※性教育の小冊子は無料でダウンロードが可能です。

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