適応障害

がん患者さんの10〜30%が経験するといわれています

適応障害とはストレスにさらされたあと、日常生活に支障がでるほどの不安や抑うつ、あるいはイライラして落ち着かないなどの症状が出現し、日常生活に支障を来たす疾患です。下表のような症状が続くような場合は適応障害と診断されます。様々な研究から、がん患者さんの10~30%は適応障害を経験することがわかっています。

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参考資料

  • 国立がん研究センターがん対策情報センター編集・発行:がんと療養シリーズ.がんと心,pp.2-4,2007
  • 明智龍男:がんとこころのケア,pp.33-36,日本放送出版協会,東京,2003
  • 大西秀樹:女性のがん 心のケア ~乳がん・子宮がん・卵巣がん・大腸がん~,pp.24-25, pp.111-117,土屋書店,東京,2008
  • 大西秀樹:がん患者の心を救う―精神腫瘍医の現場から,pp.30-38,河出書房新社,東京,2008