薬剤師向け「慢性骨髄性白血病(CML)治療環境向上プロジェクト」に関する調査結果報告
【2022-2024年実施】
慢性骨髄性白血病(CML)は、現在主に内服で治療が可能となりましたが、患者の服薬遵守により治療効果が大いに左右されます。CML患者にとって一番身近な医療従事者となる薬剤師にCML患者のサポーターになっていただければと、専門家や体験者、薬剤師によるCML解説動画のプログラムを薬剤師向けに提供しました。動画視聴前と視聴後のアンケートの結果をまとめています。
※第57回日本薬剤師会学術大会にてポスター発表いたしました
血液内科医への共同意思決定(Shared Decision Making:SDM)に関するアンケート調査結果報告
【2024年実施】
多発性骨髄腫は血液がんの一種で、高齢者の罹患率が高い疾患です。多発性骨髄腫の患者さんの治療環境向上を目的としたプログラム実施のために、共同意思決定(Shared Decision Making:SDM)に関する実態を確認するためのアンケート調査を実施、多発性骨髄腫診療にあたる血液内科医107名から得られた回答をまとめました。
多発性骨髄腫患者への共同意思決定(Shared Decision Making:SDM)に関するアンケート調査結果報告
【2024年実施】
多発性骨髄腫は血液がんの一種で、高齢者の罹患率が高い疾患です。多発性骨髄腫の患者さんの治療環境向上を目的としたプログラム実施のために、共同意思決定(Shared Decision Making:SDM)に関する実態を確認するためのアンケート調査を実施、多発性骨髄腫の患者さん127名から得られた回答をまとめました。
がん患者さんにおける障害年金に関するアンケート調査結果報告
【2023年実施】
障害年金は、病気やけがなどにより、働くことや日常生活に困難を生じた場合に受け取ることができ、がん患者もその対象となる場合があります。しかし、そのことは、まだ十分に知られているとは言えません。
本アンケートは、がん治療経験者およびがん患者ご家族における障害年金の認知度や相談先、請求を妨げるハードルなどについて調べました。
キャンサーネットジャパンでは、このアンケート結果を踏まえ、「医師向け障害年金請求用診断書の書き方ガイドブック」および障害年金についてのサイトを制作しています。
「がん経験者における経済毒性」
アンケート結果報告【2022年実施】
がんの経済毒性とは、がん治療による患者さんへの経済的な負担のことで、悪心や脱毛のような身体的治療関連毒性と同様に考えることが提唱されはじめました。経済毒性は単に毒性(=副作用)ではなく、がんと診断されたことにより多面的に影響される、患者の “経済的な健康状態” のような概念で、別の言い方をすれば、がんと診断されたことに関連する経済的な負担により、患者・家族に及ぼす悪い影響のことを指します。ついては、全国のがん治療経験者を対象にアンケート調査を実施いたしました。
「がん経験者の性生活への影響に対するセクシュアリティ支援」
アンケート結果報告【2022年実施】
2020年より日本対がん協会協力による休眠預金活用事業として、がん経験者やそのパートナーの方のセクシュアリティに関する支援をウェブサイトやセミナーでの情報発信、小冊子や啓発動画の制作、チャット形式の無料相談など通じて実施しています。みなさんからいただいた貴重な意見をどれくらい反映させることができたのか、セクシュアリティに関する支援の状況を把握することを目的にアンケート調査を行いました。
医療現場における
がん患者・パートナーへのセクシュアリティ支援アンケート結果報告【2022年実施】
がんの進行や治療は、治療後の性生活・妊娠・出産といった性機能や生殖機能に影響を与えることがあります。日頃、がん患者・パートナーから直接相談を受けたり、支援をしたりしている医療職のみなさまを対象に、がんと性(セクシュアリティ)に関する支援についてのアンケートに協力をお願いし、これまでに回答が得られた104施設の結果をまとめました。
血液内科医への
アンケート結果のご報告【2022年実施】
キャンサーネットジャパンは、CML患者の治療環境向上を目的とする薬剤師対象のプログラム実施のために、下記の調査を行いました。 血液内科医対象:
薬剤師との現状の関係について 9割以上の血液内科医が、薬剤師から適切な服薬指導があればCML患者の服薬アドヒアランスは向上すると回答し、薬剤師に期待していることが明らかになりました。
慢性骨髄性白血病(CML)患者
へのアンケート結果のご報告【2022年実施】
キャンサーネットジャパンは、CML患者の治療環境向上を目的とする薬剤師対象のプログラム実施のために、下記の調査を行いました。 CML患者対象:
服薬状況と薬剤師のサポートについて CML患者へのアンケートでは、副作用や飲み忘れ、経済毒性を含むさまざまな問題について主治医の次に相談する先として薬剤師があげられており、薬剤師がCML患者に対し果たすその役割は大きいことがわかりました。-
アンケート結果のご報告
病室でのインターネット
(Wi-Fi)利用について【2021年実施】
キャンサーネットジャパン(CNJ)では、筋ジス病棟の未来を考えるプロジェクト、病室 Wi-Fi 協議会と協力して、入院時のインターネット(Wi-Fi)利用についての実態把握を目的としたアンケートを行いました。 -
「がん治療時の食事と栄養」
アンケート結果【2020年実施】
現在治療中もしくは治療を受けたことがあるがん患者とそのご家族に対して、ネスレ日本株式会社 ネスレ ヘルスサイエンス カンパニーの協力のもと、「がん治療時の食事と栄養」について悩みや栄養指導の有無についてのアンケート調査を行い、406人の方から回答を得ました。 -
もっと知ってほしいシリーズ冊子に
関するアンケートを
実施しました
(全国のがん診療連携拠点病院
対象)【2018年実施】
依頼件数:435施設、アンケート回収数:160、回収率36.7% (主にがん相談支援室からの回答) -
乳がん体験者に対する
「皮下埋め込み型ポート」
意識調査【2017年実施】
乳がん体験者に対し、【皮下埋め込み型ポート】に関するアンケート調査を行いました。89%の人が、皮下埋め込み型ポートを知っていましたが、知ったきっかけは、医
療者から知った人は24%にとどまり、がん体験者やがん友達、家族などから情報を得
た人が多くみられました。また、52%の人が、「血管が細い」「何度も失敗された」
などの血管からの採血や抗がん剤治療でトラブルを経験しているが、医師から皮下埋
め込み型ポートの説明を受けたことがあるのは12%にとどまりました。 -
進行・再発非小細胞肺がん患者に対し、組織採取や遺伝子検査に関する意識調査
【2016年実施】
肺がん確定診断時の気管支鏡検査または経皮的肺生検を受けた約 8 割が辛いと感じていました。また、9 割以上の進行・再発非小細胞肺がん患者さんが、遺伝子変異の種類によって効果の異な る薬剤がある場合、検査を受けたいと回答しました。 多くの患者さんが、侵襲性が少ない血液検査を選ぶ一方、確定診断時に辛い思いをされて いない患者さんは検査手法を問わない傾向が見られました。 -
がん患者・家族・医療者・一般などに対し、がんに対する治験・臨床試験に関する意識調査
【2016年実施】
これまで、一般に臨床試験(治験)に関しては人体実験であるなどネガティブな認識が想定されていたことや、臨床試験(治験)における不正などが報道されてきた経緯も踏まえ、がんに特化した大規模な意識調査はなく、今回、あらゆる立場の方を対象に意識調査を実施しました。調査の結果、がん患者・医療者・一般いずれの立場においても、がんに対する臨床試験(治験)に関する情報を知りたいニーズが高く、医師・患者においてがんに対する臨床試験(治験)の情報公開の必要性の認識が高かった。また、がんの臨床試験(治験)への患者参画に対して、医師、患者におけるその必要性の認識が高かった。 -
肺がん治療(抗がん剤)に関するアンケート
【2015年実施】
肺がんで抗がん剤治療を受けたことのある107名にアンケート調査を行いました。抗がん剤の選択は主治医からの推薦か、自身で決めたのか、また抗がん剤治療に期待すること、抗がん剤治療の副作用で気になること、抗がん剤の効果と副作用のバランス、医師および看護師、薬剤師とのコミュニケーションについてなど26 の質問に対する回答を掲載しています。 -
がん診療連携拠点病院に対する
「もっと知ってほしいシリーズ冊子」アンケート調査【2015年実施】
がん診療連携拠点病院 がん相談支援室に対し、【もっと知ってほしいシリーズ冊
子】の活用や満足度についてアンケート調査を行いました。回答をいただいた96.6%
の施設で掲示、利用しているとの回答が得られ、85%以上の施設から「満足」との回
答を得られました。また、冊子は診察時の説明用参考資料としても活用いただけるこ
とが分かりました。 -
がん診療連携拠点病院に対する「CNJ制作の冊子・フライヤー・ポスター」に関するアンケート調査
【2013年実施】
がん診療連携拠点病院 患者相談支援室を対象にアンケート調査を実施。冊子全10種類を約60%以上の施設が取り扱ったことがあると回答。冊子の設置場所は、「がん相談支援センター内」が最も多く、次いで「院内の掲示スペース」に設置されていることが多かった。冊子の満足度は「大変満足」「満足」を合わせて70%を超えていた。冊子の活用方法としては、「設置のみ」が最も多く、「相談支援室での説明用参考資料」としても約50%の割合で活用されていることが分かった。 -
がん診療連携拠点病院に対する「SNS」に関するアンケート結果
【2012年実施】
がん診療連携拠点病院に対し、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)に関するアンケートを実施。病院のホームページでSNSを利用していないと答えた施設が約9割だった。患者や家族と医療者との間で情報共有が大切かとの問いに約6割の施設が大切だと思うと回答した。具体的な回答では「信頼関係を築くため」「治療の方向性を納得してもらうため」というコメントが多数見られた。米国の50施設にもアンケートを依頼したところ、約5割の施設が「YouTube」「Twitter」「Facebook」を利用しているとの回答があった。日本では、米国に比べ、情報通信教育をされた人員が少ない様に思われる。また、相談支援センターがSNSを積極的に情報発信ツールとして利用し、多くの人に向けて発信していく必要があり、その需要は高いと考える。また、日本の施設からは「情報がひとり歩きし、誤解を招く恐れがある」等のコメントがあったが、ソーシャルメディアポリシーなどを取り決め、トラブルを未然に防ぐことも可能であると考える。
NPO法人キャンサーネットジャパン > 意識調査
意識調査
公開日:2017年12月08日 最終更新日:2021年3月29日