「ブルーリボンキャンペーン」アンバサダーサミット2016
「ブルーリボンキャンペーン」アンバサダーサミット2016
~大腸がんの啓発活動を推進するために~
全国のアンバサダー20名が横浜に集結!
同僚の医師、看護師、薬剤師さんなどにもご参加いただきました!
拝啓
秋色日毎に深まる頃となりました。 いかがおすごしでしょうか。平素は、ブルーリボンキャンペーンアンバサダーとして、格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
さて、去る10月21日(金)、癌治療学会会期中の横浜にて、患者さん中心の医療を実現するため、大腸がんの啓発活動推進をテーマに、アンバサダーの先生方にお集まりいただきました。現在、全国47都道府県に96名の先生方にブルーリボンアンバサダーにご就任いただいており、当日は、20名の先生方にお集まりいただきました。また、アンバサダー以外にも、医師、看護師、薬剤師、データマネージャ、医学部生など10名の方々がご見学にいらっしゃいました。
サミットの総合司会は、2011年のブルーリボンキャラバン立ち上げからご協力をいただいている中井美穂さんです。中井さんは婦人科の治療の際、1年間、人工肛門を造設した経験をお持ちです。”泣いても仕方がない。早くこの体に早く慣れよう”と、気持ちを切り替え、食べるものに気を付け、感謝の気持ちをストーマに話しかけていたそうです。それから腸を大変身近な存在だと感じブルーリボンキャラバンに協力をして下さっています。
サミットでは、2015年、2016年にブルーリボンキャラバンを開催して下さった中村将人先生(長野県・相澤病院)、佐村博範先生(沖縄県・浦添病院)、猪股雅史先生(大分県・大分大学)から、それぞれの開催レポートを交えた各地での啓発活動の取り組みをご発表いただきました。それぞれ、病院の医師、看護師、薬剤師、栄養士、秘書、がん相談支援センター、総務部、広報部、医療機器メーカー、患者団体などさまざまな人を巻き込んで開催となり、どの開催地もたくさんの方に来場いただき、大変有意義なものになりました。BRCのトータルアドバイザーの杉原健一先生からも「是非、まだ開催をしていない先生方にはブルーリボンキャラバンを開催していただきたい。47都道府県すべてでの開催を目指したい。」と、メッセージをいただきました。
アンバサダーボードメンバーの室圭先生からは、「大腸がんのUp to date~ESMO2016を中心に~」と題し、注目のトピックスについて詳しい講演をいただきました。2016年に予定されている大腸癌関連のガイドラインやガイダンスの改定についてもアナウンスがありました。
全国どこにいても、科学的根拠に基づく治療法を知ることができ、自らの意思で納得のいく治療方法を選択できる医療環境を実現するべく、今後ともアンバサダーの先生方にはご協力いただけるよう何卒よろしくお願い申し上げます。
敬具