アンバサダーサミット2014 全国のアンバサダー23名が横浜に集結!
目的と役割を共有し、気持ちを一つに新たなスタート
8月30日に、ヨコハマグランドインターコンチネンタルホテルにて、アンバサダー同士の情報共有と連携をはかり、activeな啓発活動を推進することを目的として、初めてとなるアンバサダーサミットを開催しました。現在、全国47都道府県に84名の先生方にブルーリボンアンバサダーにご就任いただいております。当日は、そのうち23名のアンバサダーの先生方にお集まりいただき、アンバサダーとしての目的・活動内容・役割などを共有させていただきました。
「ブルーリボンキャンペーン」アンバサダーサミット
全国のアンバサダー23名が横浜に集結!
目的と役割を共有し、気持ちを一つに新たなスタート
拝啓
貴社ますますご盛栄のこととお喜び申し上げます。
さて、去る8月30日にヨコハマグランドインターコンチネンタルホテルにて、アンバサダー同士の情報共有と連携をはかり、activeな啓発活動を推進することを目的として、初めてとなるアンバサダーサミットを開催しました。現在、全国47都道府県に84名の先生方にブルーリボンアンバサダーにご就任いただいております。当日は、そのうち23名のアンバサダーの先生方にお集まりいただき、アンバサダーとしての目的・活動内容・役割などを共有させていただきました。
サミットの総合司会はフリーアナウンサーの中井美穂さん。中井さんは、がんの啓発活動に賛同してくださり、2011年からBRCにご協力いただいています。まずは、BRCの顧問であり、アンバサダーボードメンバーの杉原 健一先生より、BRCアンバサダーの活動趣旨や目的をお話いただき、「大腸がん患者さん・家族・一般の方々に、大腸がんに関する正しい情報、標準的な・適切な治療を伝える」というアンバサダーとしての役割を、皆様と共有することからサミットはスタートしました。
アンバサダーボードメンバーの石黒 めぐみ先生からは、アンバサダー活動のお願いとして、BRC2014年度の目標である「啓発シンボル“ブルーリボン”の認知度の向上」と、「冊子“もっと知ってほしい 大腸がんのこと”の普及」へのご協力をお願いしました。「認知度の向上のため、ブルーリボン啓発バッジは、診察やご講演、学会発表の場で着けていただきたい。また冊子は、大腸がんの標準治療について分かりやすく明記されていますので、外来などで患者さんやご家族への情報提供として、また医療者への研修用資料としてもご活用ください。」と、ご協力をお願いしました。
杉原 健一先生
石黒 めぐみ先生
室 圭先生
アンバサダーボードメンバーの室 圭先生と、西村 元一先生(石川県)からは、日ごろの活動についてご紹介いただきました。室 圭先生は、7月に開催したブルーリボンキャラバンin名古屋での、大腸がんの正しい情報の収集方法や、治療ガイドラインの紹介などの講演の様子と、地元での「NPO法人愛知キャンサーネットワーク」の活動紹介、「患者さんに治療選択の情報を提供しましょう。RAS検査の体制が整い次第、RASによるベネフィット、検査の必要性を伝えていきましょう」とのメッセージを送られました。西村 元一先生は、地元での「いしかわ大腸がんサポーターズ」としての啓発活動をご紹介いただき、「大腸がん治療成績の向上」「一般市民に対する検診・治療の啓発」「医療者に対する啓発」「がん全体に対する啓発」など、アンバサダーとしてやっていること、やりたいことをお話いただきました。
体験談としては、口腔がん治療医で大腸がん経験者(オストメイト)の山本 悦秀先生をゲストにお呼びし、60歳で発症され、肝転移を乗り越えた闘病生活について、また医師と患者、両者の立場を経験したことで見えた治療環境についてお話いただきました。「がん患者さんが話しやすい状況をつくり、話の途中に言葉を差し挟まない。そして、治療法の最終選択は患者さんがするように。“医療者は患者の立場にはなり得ないが、寄り添う努力はできる”」とのメッセージをいただきました。オストメイトになっても趣味のマラソンを続け、「パウチの進歩により、オストメイトであることは、不便でも不幸でもない段階にきている」と話されたお姿が印象的でした。
Q&Aでは、地元で啓発・啓蒙活動を広げるための戦略についての質問などをいただき、アンバサダー同士、意見が飛び交いました。時折、会場には笑い声が響き、和やかな雰囲気の中で会は進み、全国のアンバサダーの皆様が気持ちを一つに新たなスタートを切りました。
全国どこにいても、科学的根拠に基づく治療法を知ることができ、自らの意思で納得のいく治療方法を選択できる医療環境を実現するべく、今後ともブルーリボンキャンペーンアンバサダープログラムへの応援をお願い申し上げます。
敬具
山本 悦秀先生
西村 元一先生
Q&Aの様子