ブルーリボンキャンペーンとは
大腸がんの診断方法と、その後の外科的治療、薬物療法について
広く皆様に知って頂くことを目的としています。
生涯のうちに、国民の2人に1人ががんにかかると言われています。
その中でも大腸がんは、最も罹患者数が多いがんであり、未だ右肩上がりに増えています。日本では毎年約15万人を超える人が新たに大腸がんと診断され、部位別がん死亡数では、女性2位、男性2位と、男女ともに上位に挙げられています。(※)
一方で、医療の進歩は目覚ましく、生存期間は延長し、がんになってもがんと共生しながら生きることが可能な時代になってきました。こうした中で大切なことは、患者自身が科学的根拠のある治療法を知り、自身のがんのタイプや希望・ライフスタイルに合わせて納得のいく治療選択をすることです。
しかしながら、未だ治療に関する情報は充分ではなく、患者さんやご家族は科学的根拠のない情報にさらされることも少なくありません。
そこでキャンサーネットジャパンでは、2011年より、大腸がん疾患啓発活動として「ブルーリボンキャラバン~もっと知ってほしい大腸がんのこと~」と銘打ち、全国各地にて、大腸がん治療の専門医を招き、大腸のがんの予防検診・診断検査、外科治療、薬物療法について、計46回のセミナーを開催してまいりました。
さらに多くの方々に正しい情報をお届けできるよう、セミナーを含めた啓発活動を「ブルーリボンキャンペーン」に拡大し、科学的根拠に基づく大腸がんの診断方法と、その後の外科的治療、薬物療法について広く皆様に知って頂くことを目的としています。
※国立がん研究センターがん情報サービス「がん統計」2019年
私たちのメッセージ
日本では推計で毎年15万人以上の人が大腸がんと診断され、男女合わせて1番に多いがんと言われています。大腸がんの正しい情報を知りましょう。
大腸がんは、早期に発見すれば内視鏡的切除や外科療法で治癒を目指すことができ、肝臓や肺へ転移していても、外科療法が可能ながんです。
また、近年では特定の遺伝子の状態を調べる事により、治療の個別化も進んでいます。
大腸がんに対して有効な抗がん剤や分子標的薬も続々と登場し、ここ10年で最も治療成績の改善が著しいとされています。