ブルーリボンキャラバン2014in東京レポート
日程:2014年3月2日(日)
都市:東京
会場:東京医科歯科大学 M&Dタワー2F 鈴木章夫記念講堂
3月は国際的な大腸がんの啓発強化月間です。セミナーはまず、大腸癌研究会 会長の杉原健一先生による「増え続ける大腸癌を克服するために」と題した大腸がんの疫学と、日本の大腸がんの治療成績についてご講演をいただきました。次に、大腸がん体験者、椋田 千絵さんから特別講演「”がん”から得たもの」をいただきました。基調講演1「大腸がん/大腸ポリープの診断・検査の実際」:石黒 めぐみ先生、基調講演2「大腸がんの外科的治療とその後の生活」:板橋 道朗先生、基調講演3「大腸がんの薬物療法(抗がん剤・分子標的治療)」:室 圭先生から、大腸がんの治療について詳しくお話をお聞きしました。その後、日本オストミー協会の石井 京子さんから「大腸がんになってもオストメイトになっても大丈夫!!」と題した情報提供をいただき、セミナーの最後は、クラシックギターデュオの「いちむじん」さんからスペシャルコンサートをいただきました。ホワイエでは、大腸がんの検査や治療で使用される機器の体験ブース(大腸カプセル内視鏡、内視鏡検査、3D-CT大腸検査、腹腔鏡下手術デバイス、CVポート、ウィッグ、栄養補助飲料、患者支援団体など)が出展され、大変賑わいました。
当日は、339名の方が参加され、58,000円のご寄附を頂き、啓発グッズの売り上げは63,150円でした。
当日のアンケートでは、「家族が勤め人ばかりなので1人で勉強したり通院したりしていて、家族に理解されにくい状況でしたが、今日のイベントに一緒に来てもらえて、いつも自分で説明できずにいたことを知ってもらえる良い機会になりました。また、ブースでCVポートの針刺体験をさせてもらい、気分が晴れました。(自分はCVポートを埋め込んでいて、いつも刺される側だったので。)」「知りたい情報が得られた。主治医以外の医師の話が一般論とはいえ聞くことができた。」「大腸がんについてとてもわかりやすく教えて頂けた。病気について学ぶことよりも、患者さんの立場(視点)から説明して頂けた。」などの感想をいただきました。