かながわ血液がんフォーラム2020は 7/4に開催予定でしたが、新型コロナウイルス対策の特別措置法に基づく緊急事態宣言の発令に伴い、神奈川県が発表した緊急事態措置の実施方針に従い、開催を中止といたしましたが、8月29日(土)、30日(日)にオンラインで開催することにいたしました。詳細は改めてお知らせいたします。
7月4日(土)に神奈川県立がんセンター(管理・研究棟5階、病院1階情報コーナー)にて「かながわ血液がんフォーラム2020」を開催いたします。
事前のお申込みが必要となります。
血液がん患者さん・ご家族・骨髄バンクドナー登録者・献血協力者・医療従事者の他、どなたでもご参加いただける、国内最大級の血液がんフォーラムです。
神奈川県立がんセンター 管理・研究棟 5階 | 病院1階 | |||
---|---|---|---|---|
会場名 | 講堂200名 | 大会議室60名 | 中会議室20名 | サロン |
10:30 ~ |
開場・受付 | |||
11:00 ~ 11:45 |
(11:00~11:45) オープニング 金森平和 大谷貴子 |
(11:00~11:45) 慢性骨髄性白血病(CML) 藤巻 克通 |
(11:00~11:45) 中枢神経系原発悪性リンパ腫(PCNSL) 伊豆津 宏二 |
|
休憩(20分) | 休憩(15分) | |||
12:00 ~ 12:45 |
(12:00~12:45) | (12:00~12:45) | (12:00~13:30) 多発性骨髄腫 患者・家族の集い |
|
(12:05~13:40) リンパ腫 伊豆津 宏二 |
血液がんのアピアランス 山崎 多賀子 |
骨髄異形成症候群(MDS) 立花 崇孝 |
||
休憩(15分) | ||||
酒井 リカ | ||||
13:00 ~ 13:45 |
(13:00~13:45) サバイバーズトーク |
(13:00~13:45) クライム(親のがんを子どもに伝える) 緒方 文子 |
||
(13:30~15:00) 白血病 患者・家族の集い |
||||
休憩(20分) | ||||
休憩(15分) | ||||
14:00 ~ 14:45 |
(14:00~14:45) 患者の家族を支える 佐々木 治一郎 |
(14:00~14:45) 検査値のミカタ 山崎悦子 |
(14:00~14:45) 小児リンパ腫 富澤 大輔 |
|
休憩(20分) | 休憩(15分) | |||
15:00 ~ 15:45 |
(15:00~15:45) 急性リンパ性白血病(ALL) 田中 正嗣 |
(15:00~15:45) 血縁ドナー 佐々木 治一郎 |
(15:00~16:30) リンパ腫 患者・家族の集い |
|
(15:05~16:40) 多発性骨髄腫 竹下 昌孝 |
||||
休憩(15分) | ||||
今井 陽一 | ||||
16:00 ~ 16:45 |
(16:00~16:45) 急性骨髄性白血病(AML) 町田 真一郎 |
(16:00~16:45) 小児白血病 吉富 誠弘(横浜市立大学付属病院小児科) |
||
休憩(20分) | ||||
休憩(15分) | ||||
17:00 ~ 17:45 |
(17:00~17:45) クロージング 岩瀬 哲 大谷 貴子 |
(17:00~17:45) 小児・AYAの長期フォローアップ 竹之内直子 宮城順 |
(17:00~17:45) 成人T細胞白血病リンパ腫(ATL) 内丸 薫 |
|
~ 18:00 |
閉場 |
オープニング 講堂:11:00~11:45
移植医療の未来
【講演者】
金森平和(神奈川県立がんセンター 副院長・血液内科部長)
大谷貴子(日本骨髄バンク評議員)
リンパ腫 講堂:12:05~13:40
リンパ腫①「リンパ腫に対する新しい治療」(45分)
リンパ腫に対する新しい治療薬・治療法が次々に開発されています。この数年の間に、免疫チェックポイント阻害薬、BTK阻害薬、BCL2阻害薬、抗体薬物複合体、CD19標的CAR-T細胞療法などが新しく治療選択肢に加わりました。これらの対象となるリンパ腫の病型、作用の仕組み、治療効果、副作用などについてお話します。臨床試験や治験とはどのようなものかについても少し触れたいと思います。
【講演者】
伊豆津 宏二(国立がん研究センター中央病院 血液腫瘍科長)
リンパ腫②「知っておきたい基本的なこと」(50分)
悪性リンパ腫の疫学などの基本的事項と、診断から治療方針決定までの実際の流れについて紹介したあと、後半は悪性リンパ腫に対するがん薬物療法(抗がん剤、抗体薬、がん免疫療法、移植治療など)の概要をお話しさせていただきます。
【講演者】
酒井 リカ(神奈川県立がんセンター 血液・腫瘍内科部長)
患者の家族を支える 講堂:14:00~14:45
~医療者として患者の家族を支えるために何ができるのか?~
神奈川県はホームページで、がん患者・家族を支援する者として、がん相談員、ピアサポーター、がん医療ネットワークナビゲーターの3者を紹介しています。この3つのがん患者支援者の連携と役割分担による神奈川県独自のがん患者・家族の支援の試みについて話します。
【講演者】
佐々木 治一郎(北里大学医学部 新世紀医療開発センター)
多発性骨髄腫 講堂:15:05~16:40
多発性骨髄腫①「MGUSから初発の治療について」(45分)
様々な新規薬剤の登場により骨髄腫の治療は年々改善され、治療効果をより詳細に測定する方法も登場しました。それに伴い、前骨髄腫段階とされてきたくすぶり型骨髄腫やMGUS, MGRSに対する考え方も変わってきました。治療開始のタイミングや治療方針について、移植適応・非適応に分けて解説させていただく予定です。
【講演者】
竹下 昌孝(東京北医療センター血液内科医長)
多発性骨髄腫②「再発治療から最新情報まで」(50分)
多発性骨髄腫の治療法の進歩は目覚ましく、様々な種類の免疫調節薬・プロテアソーム阻害薬が開発されました。免疫治療でも抗体薬が導入され大きな治療効果をあげています。講演では、患者さん一人ひとりに最適な治療法の選択について再発治療を中心にお話しします。また、CAR-T細胞療法などの最新情報も解説します。
【講演者】
今井 陽一(東京大学医科学研究所附属病院 血液腫瘍内科准教授)
クロージング 講堂:17:00~17:45
クロージング
【講演者】
岩瀬 哲(NPO法人キャンサーネットジャパン理事長)
大谷 貴子(日本骨髄バンク評議員)
慢性骨髄性白血病(CML) 大会議室:11:00~11:45
~慢性骨髄性白血病は治る?!~
慢性骨髄性白血病はイマチニブをはじめとするチミジンキナーゼ阻害剤(TKI)が使用可能となり、造血幹細胞移植が必要な場合は極めてまれになっています。TKIは生涯にわたり内服が必要とされていましたが、良い治療効果が持続すれば内服中止も可能となっています。TKIの治療効果、副作用について講演します。
【講演者】
藤巻 克通 (藤沢市民病院 血液内科主任部長)
アピアランス 大会議室:12:00~12:45
治療による外見の変化をリカバーし自分らしく
性別や年齢にかかわらず、がん治療による脱毛や肌のくすみなど、外見の変化が理由で、人との交流に気後れしてしまうことがあります。外見の変化は、簡単で自然な化粧のポイントでリカバーは可能で、また、ちょっとしたコミュニケーションのコツで、自分らしく過ごすことができます。自らの経験やこれまでの取材から、お話しさせていただきます。
【講演者】
山崎 多賀子(美容ジャーナリスト)
サバイバーズトーク 大会議室:13:00~13:45
サバイバーズトーク
【講演者】
調整中
大谷 貴子(日本骨髄バンク評議員)
検査値のミカタ 大会議室:14:00~14:45
~血液検査結果ってどうみたらいいの?~
臨床現場で行われる検査には、尿検査、血液検査、生理機能検査などがあります。よくおこなわれる検体検査について、その検査の目的、疑われる病気、検査のポイントをわかりやすく解説します。
【講演者】
山崎悦子(横浜市立大学付属病院 臨床検査部部長・准教授)
急性リンパ性白血病(ALL) 大会議室:15:00~15:45
~AYA世代に対する化学療法を中心に~
AYA世代の急性リンパ性白血病の治療成績は、小児型の治療を行うことにより劇的に向上しました。さらに微小残存病変による治療の層別化やイノツズマブ、ブリナツモマブといった分子標的薬の登場により再発・難治性急性リンパ性白血病に対する治療成績も向上しました。これらの治療や治療後のQOLについてお話しします。
【講演者】
田中 正嗣(神奈川県立がんセンター 血液内科医長)
急性骨髄性白血病(AML) 大会議室:16:00~16:45
~AMLの基礎知識から最新治療まで知ろう!~
AMLの治療は、抗がん剤による化学療法が中心ですが、造血幹細胞移植の多様化と新規分子標的薬の登場により、治療成績の向上が期待されています。この講演では、AMLの病態,診断,標準治療といった基礎知識から、現在期待される最新治療までお話したいと思います。
【講演者】
町田 真一郎(東海大学医学部付属病院 講師)
小児・AYAの長期フォローアップ 大会議室:17:00~17:45
小児・AYAの長期フォローアップ
【講演者】
竹之内直子(神奈川県立こども医療センター 小児看護専門看護師)
宮城順(NPO法人血液患者コミュニティももの木)
中枢神経系原発悪性リンパ腫(PCNSL) 小会議室:11:00~11:45
~中枢神経系(脳)リンパ腫の治療~
脳のみに病変ができるリンパ腫を原発性中枢神経系リンパ腫(PCNSL)といい、ほとんどがびまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)です。PCNSLでは通常のDLBCLとは違った治療が必要で、MTX大量療法を中心とする化学療法や放射線治療が行われます。近々、PCNSLに対して有効な自家移植の前処置薬やBTK阻害薬が治療選択肢に加わることが期待されています。講演ではPCNSLの標準治療と新薬の役割について紹介します。
【講演者】
伊豆津 宏二(国立がん研究センター中央病院 血液腫瘍科長)
骨髄異形成症候群(MDS) 小会議室:12:00~12:45
~骨髄異形成症候群の病態、診断、治療~
骨髄異形成症候群は、その病名の通り、多様な病態が含まれた症候群です。本講演では、血液検査の読み方から始まり、骨髄検査の詳細、骨髄異形成症候群の診断と病態、そして治療と包括的に解説してみようと思います。
【講演者】
立花 崇孝(神奈川県立がんセンター血液内科)
クライム(親のがんを子どもに伝える) 小会議室:13:00~13:45
~がんの親をもつ子どもをサポートする~
クライムとは、特定非営利活動法人Hope Tree がファシリテーターを養成しているがんの親をもつ子ども達のためのサポートプログラムです。正解はありませんが、親のがんをどのように子どもに伝えればよいのか、伝えることの意味について当院で開催したクライムをご紹介しながら、一緒に考えていきたいと思います。
【講演者】
緒方 文子(神奈川県立がんセンター)
小児リンパ腫 小会議室:14:00~14:45
~小児・AYA世代リンパ腫のいま~
日本小児がん研究グループ(JCCG)共催
リンパ腫は小児がんで4番目に多い病気です。治療の進歩によって約90%の患者さんが治癒しますが、晩期合併症の軽減に加えて、依然として予後の厳しい再発・難治の患者さんに対する新規治療開発が課題です。本セミナーでは、そんな小児・AYA世代リンパ腫の「いま」についてお話しいたします。
【講演者】
富澤 大輔(国立成育医療研究センター小児がんセンター診療部長)
血縁ドナー 小会議室:15:00~15:45
~息子が教えてくれたこと~
長男の骨髄ドナーとしての私の経験は、20年以上の医者としての経験よりはるかに多くの学びを私にくれました。同時に血縁ドナーに対する支援の必要性も強く感じています。ここでは血縁ドナーならではの苦悩とそれに対する支援の可能性について話します。
【講演者】
佐々木 治一郎(北里大学医学部 新世紀医療開発センター)
小児白血病 小会議室:16:00~16:45
~小児白血病の現状と今後の課題~
日本小児がん研究グループ(JCCG)共催
小児期に発症する白血病の特徴と、現在行われている治療や治療行う上での問題点をお話致します。また、入院治療を終えたこどもたちが抱える問題や悩み、今後の課題について、自分自身の経験を踏まえ一緒に考えていきたいと思います。
【講演者】
吉富 誠弘(横浜市立大学付属病院小児科)
成人T細胞白血病リンパ腫(ATL) 小会議室:17:00~17:45
~HTLV-1感染とATL~
ATLはHTLV-1(ヒトT 細胞白血病ウイルス1型の感染によっておこる血液がんでさまざまな血液がんの治療成績が改善していくなかでここ30年ほとんど治療成績の改善が見られていない予後の悪い疾患です。最近様々な新しい治療の取り組みが試みられて成果をあげつつあります。ATLに関する最新情報や、原因となるHTLV-1感染についてわかりやすく解説いたします。
【講演者】
内丸 薫(東京大学大学院新領域創成科学研究科 教授)